フリー転身「旨味と苦味」

フリーとして働く仕事別の魅力や注意点

フリーが多い税理士の魅力

フリーランスとして活躍している職種の1つに税理士がある。
税理士はほとんどがフリーランスとしては働いている。確かに、資格を持っていても企業で正社員として働くこともできるが、多くは自分の才覚だけを頼りにしてフリーで仕事を請け負っているのだ。

 

自分の税理士事務所を持つと、一国一城の主として自分がボスになれるので非常に魅力的だろう。
嫌な上司から何かしろと命令されることはなく、いつ働いていつ休憩をするのかも自分で決めることができる。仕事の内容を見てから、どれを引き受けるかも考えていけるので、ストレスがかかりそうな嫌な仕事は回避することが可能だ。
つまり、他の自営業者と同じように、かなり自分本位で働いていけるのである。この点が、会社員をするよりも優れている点だとされている。社会的なステータスも高くて、魅力的な仕事なのは間違いがない。

 

結婚もしやすい点が、他の仕事よりも優れている点だろう。顔が多少悪くても、税理士であるというだけで結婚をすることにはほとんど困らないはずだ。結婚して人を養えるくらいの年収を稼ぐことも他の仕事と比べて容易である。
さらに将来的にも安定している仕事だという点が素晴らしい。今の時代は斜陽産業も多いが、税務関係の処理の仕事は将来的にもなくなる可能性は低いから安心だ。IT化が進んでも、税務の仕事は必ず必要になるものであり、とくに税務顧問の仕事はなくなることがまずないのがメリットだろう。

 

だがしかし税理士にも注意点がある。
働く時間を自由に決められるということは、意思が弱ければ仕事をしない時間が長くなってしまう可能性がある。しっかりと考えて仕事をしない時間を設けているのであれば問題ないが、怠けて仕事をしていないのであれば注意が必要だ。フリーランスは働かなければ収入がないからである。
また反対に働きすぎるという問題もある。時間が決まっているわけではないため、相談がきたら休日や休みの時間でも対応してしまい、ついつい働きすぎてしまうのだ。
これらのことを回避するためにも、自己管理能力が必要だ。

Webエンジニアのフリー転身を考える

「給料が安い」という悩みを抱えるWebエンジニアに、フリーに転身した場合のメリットと注意点を紹介したい。

まずはメリットだ。
フリーの良さは、働いた分だけ収入が増える点だ。会社に属している場合は組織によって企業の利益を差し引かれたものが給与となるので、この差は大きい。売上がすべて自分の報酬として手元に入るため、働き方や実力次第で業績を大幅に伸ばすことができるからだ。会社勤めであれば月収20万円の給料を受け取っていた場合でも、フリーへの転身後に月収100万円の利益を出すことは決して不可能ではない。
また、始業時間や就業時間が設けられていないため、時間の自由度が高い点も魅力だ。得意分野を生かした仕事を自分のペースで出来るので、自己管理能力に長けた人に特に向いている。「給料が安い」という悩みは、実力と意欲があれば解消できるのがフリーの強みだ。


次に注意点を挙げる。
避けられないデメリットトは、安定した収入を得られないことだ。特に転身したばかりの頃は技術力や人脈が充分でないケースが多いため、安定した受注が出来るようになるまでに時間がかかる。
また、営業や契約の交渉といったすべての実務を自分ひとりでこなさなければならないため、慣れないうちは負荷が大きい。ただ、雑務の代行を頼める企業もあるので、苦痛に感じる場合はそういったサービスを利用することも視野に入れたい。Webエンジニアでフリー転身を図るには、コンスタントに仕事を請け負うための高いコミュニケーションスキルと技術力が要となる。


上記に挙げた注意点を理解した上で、フリー転身を旨味と考えるならフリー向きの人材と言えるかもしれない。反対に、自分には合わないという方は、フリー転身以外で収入を増やす方法を考えた方が良いだろう。収入アップに関する情報が必要なら「Webエンジニアのための給料UP大作戦」がおすすめだ。